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View Full Version : ユーロ圏首脳外交が加速、債務危機打開へ来月正念場?



waterblue501
08-23-2012, 11:32 AM
8月16日、ユーロ圏首脳らはつかの間の夏休みを終え、長引く債務危機の打開に向けた一連のシャトル外交を加速させる。写真はフランクフルトのECB前で1月撮影(2012年 ロイター/Lmar Niazman)
[アテネ/マドリード 16日 ロイター] ユーロ圏首脳らは、つかの間の夏休みを終え、長引く債務危機の打開に向けた一連のシャトル外交を加速させる。過去2年半に及ぶ債務危機は来月正念場を迎える。

ギリシャのサマラス首相は来週、ベルリンとパリを訪問し、メルケル独首相とオランド仏大統領とそれぞれ会談する。ギリシャとドイツの政府関係者によると、首相はユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相)とも会談する見通し。

スペインのラホイ首相は、9月初めにメルケル独首相と会談する。イタリアのモンティ首相は、今月中にベルリンを訪れると表明している。

メルケル独首相とオランド仏大統領も来週会談を開く見通しで、政府筋によると23日に予定されている。

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、ユーロ圏経済を下支えするために高水準のスペインやイタリア国債利回りへの対応など必要なことを行う用意があると表明しており、一連の首脳外交はユーロ圏にとって決定的に重要な時期が迫っていることの表れとみられている。

9月6日のECB理事会では、財政難の国から要請があった場合、具体的にどのような形で国債買い入れを行うかがはっきりする可能性がある。理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は国債買い入れに関し留保する考えを表明しており、ECB内部での反発の動きが焦点になる。

12日にはドイツの憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)の合憲性判断を発表するほか、オランダ議会選挙も行われる。憲法裁はESMの稼動を妨げない判断を下すという期待の声が上がる一方で、政治的な監視強化を求めてくる可能性もある。

14─15日には欧州連合(EU)の財務相がキプロスで会談を行い、それまでにEUと国際通貨基金(IMF)、ECBの調査団がギリシャの債務削減状況について判断を下す可能性がある。スペインのラホイ首相とイタリアのモンティ首相は9月中に会談することも予想される。

イベントが相次ぐ来月を控え、金融市場は足元べたなぎの状態が続いている。

ノルディアの金利ストラテジスト、ニールズ・フロム氏は「すべては今後の指標内容に加え、政策に関してECBが発するシグナルにかかっている。具体的にどのような手がいつ打たれるのか、スペインは支援を要請するのかが注目される」と指摘する。

スペインのラホイ首相は、EUへの追加支援要請をめぐる決定は、ECBによる危機対応策の詳細を見極めた後に行うとの見解を示している。

ギリシャのサマラス首相は今月24日にメルケル独首相と会談を行う。EUとIMFの支援を継続して受けながら債務不履行やユーロ圏離脱を回避する主要条件となる、115億ユーロ(142億ドル)の緊縮策を通すことができると主張する考えだ。

サマラス首相は、第2次世界大戦後最長で最悪の後退期に陥るギリシャ経済への影響を緩和するため、緊縮策の年限を2年から4年に引き延ばす提案も行う見通し。

ドイツ政府報道官によると、同国はギリシャが約束を履行すべきとの立場だが、サマラス首相の考えも聴くという。